小学生の頃のあこがれ

今から20年以上前、私が小学生だった頃のことです。

友人の家に遊びに来るよう招かれたのですが、そこがまさにカフェのような佇まいの家でした。

芝生の敷かれた広い庭に面した大きな窓、西洋風の白亜の壁に繊細な造りの玄関ドア、クリスマスの時期だったこともあり、豪華なリースが下がっていて外国のホテルのようだと感じました。

中に入るとドアベルの音が響き、正面のアーチ状の棚に置かれた小さな黒板にwelcomeの文字が書かれているのが見えました。

そばには可愛らしい陶器の犬の置物が並んでいて、壁には手作りと思しきパッチワークキルトと小ぶりのトウモロコシがかけられているのが印象的でした。

家の中も西洋カフェ風

広々としたリビングに木製のテーブル、薪ストーブが赤々と燃え、カウンターには手挽きのコーヒーミルが置かれていて、そばの飾り棚に外国風の小皿が並んでいました。

間接照明がところどころに配置され、天井には花を象ったシャンデリア。

ご馳走になったおやつも手作りの焼き菓子と紅茶で、純和風の自宅に住む私は見慣れない空間にとにかく興奮したのを覚えています。