「好きだった木造の家」

僕は田舎の生まれだったこともあり、育った家は古民家と言われるような
木造の家でした。
木の香りが心地よく、木材ならではの柔らかい温もりが好きでした。
湿気の多い梅雨の日にでも湿気を吸い取ってくれるので、カビがはることがない上に冬は廊下や床が木の温もりで冷たいということもありませんでした。


「地震により半壊」

そんな大好きだった木造の家でしたが、東日本大震災によって半壊してしまいました。全壊しなかったのがせめてもの救いでしたが屋根の瓦はほとんど崩れ落ち、いたる箇所に亀裂が壁に生じていました。住めないことはありませんでしたが、そのままと言う訳にはいかないので、どうのように修繕しようかと悩んでいました。



「耐震性のある家」


半壊した家をどのように修繕するかを悩んでいましたが耐震性は絶対に必要だと思いました。なぜなら、いつまた次の地震が来るかわからないですし、
耐震性の弱い家だと次は半壊どころではなく全壊するかも知れないからです。

「好きな家と安全性」

建築士の方と相談した結果、使える木の柱や土台はそのままにしてそれらの木材を補強することで耐震性の強い家にすることにしました。
それなら見た目的にも古民家のような雰囲気は残せるので、家族も賛成してくれました。
補強工事も無事に終わり、綺麗に修繕された家を見てすごく嬉しかったことを覚えています。家族も古民家の感じはそのままで更に地震に強い家になったことで、大満足していました。