“「老後、階段が辛くなったら1階だけで生活できるように、今は2階建てでいいよね」。そんな風に田原市で建て替えを考えている新築検討中の方は多いはず。しかし、いざ数十年後に「平屋のように暮らせるリフォーム」をしようとすると、想像を絶する高額な見積もりに驚くことになります。柱を抜き、水回りを移動させ、段差をなくす工事は、新築を建てるのと変わらないほどの負担になることもあります。
今回は、将来の「負債」を今の「投資」で解決するために、新築時にこそ徹底しておくべきバリアフリーの重要性について語ります。30年後の自分から「ありがとう」と言われる家づくりを目指しましょう。
「ドア」と「段差」の改修は高くつく
リフォームで最もコストがかかるのが、建具(ドア)の交換と床の高さ調整です。多くの新築では、デザイン性の高い開き戸が選ばれますが、車椅子が必要になった際、開き戸は致命的に使いにくいです。新築時に主要な動線を「引き戸」にしておき、家中を完全にフラット(段差ゼロ)にしておくこと。これだけで、将来の数百万円のリフォーム費用を節約できます。特にトイレや浴室の入り口の幅。あと5cm広いだけで、介助のしやすさは天と地ほど変わるのです。
「寝室」と「トイレ」の位置関係がQOLを決める
2階建ての家であっても、新築時に「1階に寝室として使える予備室」と「広めのトイレ」を作っておくのが鉄則です。階段の上り下りができなくなったとき、1階だけで生活を完結させられる「平屋化」の種を撒いておきましょう。また、新築の設計段階で、廊下の手すりを後付けできるように壁に下地(補強)を入れておいてもらうのも、数千円でできる最高のアフターケアです。未来の不自由を、今の設計で「自由」に変える。これこそが、注文住宅で新築を建てる本当の意味です。
まとめ:バリアフリーは「今」も便利
バリアフリーは老後のためだけではありません。段差がない家はロボット掃除機がスイスイ走り、引き戸は荷物を持っている時でも開けやすく、家中が安全で快適です。新築時にバリアフリーを徹底することは、一生モノの安心を手に入れるということ。将来、多額のリフォーム代に頭を抱えることがないよう、今の図面に「未来の優しさ」を詰め込んでくださいね。