設計時にしっかりと生活動線を思い描くこと

二世帯住宅を前提にしたら注文住宅に



私は長男で将来は両親の面倒を見るように言われて育ちました。

結婚して子供が生まれ、両親も年老いてきたので、二世帯が住める家をと思い、いろいろ探しましたが、建売だと単世帯が前提のものばかりで二世帯で住めるような広さの家はありませんでした。

仕方なく土地から探したところ、良い土地が見つかり契約しました。



大手ハウスメーカーと注文住宅契約


見つかった土地はハウスメーカーが指定されている土地でしたので、必然的に大手ハウスメーカーと注文住宅建築の契約をしました。

注文住宅の良いところは自分たちの思うような間取りを実現できるところですが、それは逆に言えば長い時間をかけて詳細を詰めていく、根気のいることでもありました。

私たち家族は毎週月曜にハウスメーカーに出向き、担当の設計士さんと家の形や間取り、設備などについて話し合いました。

ここで思ったことは、いくら注文住宅でも自分たちの思い通りにはいかないということです。

建築に関しては法律で細かな取り決めがある場合があり、法律を無視したような間取りは当然ですが作ってもらえません。

また、設計士さんも優秀であればあるほどこだわりがあるので、そこも譲歩が必要な場面があったように思います。



注文住宅に住んでみて


設計時にいろいろと思い描いて間取りなどを決めていきますが、それでも住んでみると思いがけない不満が出てくるものです。

我が家だと、和室を一段上げて特別な空間にしたかったなと思います。今の間取りはバリアフリーを重視して段差のない空間にしていますが、やはり飽きがすぐに来ました。

あと、自転車置き場を作らなかったため、今は自転車を玄関先や車庫に無理やりおいているような感じになっています。これは非常に後悔しています。



注文住宅を建てる場合は、しっかりと自分たちの生活パターンや動線を思い描き、それに合わせて間取りを決めていくことをお勧めします。



とはいえ、ほかの部分はとても快適です。自転車置き場がなくて困ったなんていうのも、子供たちが独立したら楽しい笑い話になることでしょう。